いちばん大切な仕事は、
仲間づくりかもしれない。
知識と経験が豊富な職人に囲まれながら、素人のお客様を相手にする仕事、
相手に合わせて言葉や表現を使い分ける後藤が語る。
今担当しているのは、マンションのリフォーム案件。駅直結で、物件数は124戸。1階と2階にスーパーや雑貨屋といった複数のテナントが入った大きなマンションです。そのマンションの給水給湯排水の設備を、まるごとつくり換えなければいけない。壁や床を剥いで、配管を取り換えて、壁を復旧してクロスを貼り直す。そうした一連の段取りを組み、資材や職人さんに発注をかけて行きます。また、せっかく壁や床を剥がすので、同じタイミングでキッチンやトイレ、お風呂などのリフォームを依頼されることも多いんです。124戸あるうち半数の60軒ぐらいはそうしたニーズがあります。一軒一軒細かなご要望をお伺いして、お見積りを出し、マンション全体の工期に合わせてスケジュールを組んでいく。細かな調整力も求められる仕事です。
建設業界の技術職って、やっぱり男性が多いんです。リフォームの打合せに来るのも男性であるケースが多い。そんな中、女性の私がお伺いすると「わー!女性が来てくれた!」って喜んでくださる方もいらっしゃいます。キッチンや水回りの設備を、カタログ等を見ながら「どれが使いやすいかな~」って奥様と打合せするのもすごく楽しいですね。けれど、お客様は当然建築や設備のことについては素人ですから、そうした方に対してわかりやすく技術のことをお伝えするのはとても難しい。専門用語を使って説明しても絶対にわかりませんから。人によって話し方や説明の仕方を変える必要もある。そのあたりは大変ですし、たくさん失敗もしましたが、少しずつコミュニケーション能力も磨かれてきました。
リフォームの知識は、これからもっと身につけなければいけないと思っています。キッチン設備一つとってみても様々なメーカーから膨大な種類の商品が出ている。それぞれのご家庭のニーズにぴったりマッチした提案ができるようになりたいですね。あとは、まだ遠い先の夢なんですけど、海外の発展途上国でまだ配管設備が整備されていないようなところに出向き、給排水の仕組みをつくりたいと思っています。知識や技術も必要ですが、それ以上に必要なのは一緒にチャレンジしてくれる仲間。たまに噂を聞きつけた職人さんが「後藤さん、将来は海外行きたいらしいね」って声をかけてくれるんです。その都度「一緒に行きますか?」って誘っています。半分冗談、半分本気。数年かけて自分と志をともにする人脈を築き、いつか必ずチャレンジしたいと思っています。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言われますが、
まさに苦労ができる会社だと思います。2年目が終わりそうな私も、
まだまだまだまだ勉強することが山ほどありますが、
日々楽しみながら勉強しています。新しいことをどんどん吸収して、
成長しながら働きたい方、ぜひ一緒に頑張りましょうっ!
福岡大学商学部卒、2013年入社。
学生時代は旅行とダンスに明け暮れる毎日。将来は日本の水道技術を必要としている国に行って技術貢献をするのが夢。
タイのチェンマイにあるタイガーキングダムという虎と遊べる施設で撮った写真です。この虎でも、生後6ヶ月なんですよ。
虎は、成長がとっても早いですね。ちなみに虎は夜行性なので、昼間に人を襲うことは、あまりないそうです。